寒星の光る夜に 雲は私の吐いた溜め息だけ LRに流れる思い出は耳障り「あたし変わりたいの」 なんて甘えた歌詞が 今はやけに突き刺さり 独りって思った 始まらずに終わりがくる事 分かってたけど初めて気付いた 「どうしたの?」って聞く私に 「なんでもない、平気」って言うあなた 「分かったよ」しか言えない私は 平気じゃないけど関係ないから それ以上は踏み込まないし 辛くなったら必ず助けてあげるから ねぇ 想わなくていいから側に置いて?なんて 言えないまま 私はきっと消えてくの 消えないまま 傷になりたい なんて言えないの 流れ出た一生分の血も ふた月もすればもうカサブタになっていって 365日の中で剥がれた事にも気付かないね 薄っすらと跡に残るのは 私が私を嫌わないように "未練"なんて安い名前で呼ばないで って吐けない言葉が白く濁る イタい位 忘れられない あなたを 嫌い うざい もう消えて失くなってよ って言えない 辛いのに笑って「平気」って あんなに嫌いな言葉だったのになぁ 消えないまま あの日がずっと見えてるの 「愛してない」じゃない 綺麗な言葉だけが消えないの 消えないまま あなたがずっと見えてるの 「愛してたい」じゃない 許されたいだけなんて言えないの 言えないまま 私はきっと消えてくの 消えないまま 傷になりたい なんて言えないの